1396 COVID-19関連追加(2021年4月1日)mRNAワクチンについてその5 【BNT162b2ワクチン接種によるSARS-CoV-2ウイルス量の減少】 Levine-Tiefenbrun M, et al. Initial report of decreased SARS-CoV-2 viral load after inoculation with the BNT162b2 vaccine. Nature Medicine. Mar 29, 2021. doi.org/10 <Abstract> COVID-19ワクチンは,個々のワクチン接種者を実質的に防御するだけでなく,ブレイクスルー感染におけるウイルス量を減少させ,それによってその後の感染伝播をさらに抑制する可能性がある.今回,BNT162b2 mRNAワクチン接種後にSARS-CoV-2検査結果が陽性であった現実世界のデータセットを解析した結果,ワクチンの初回接種から12〜37日後に発生した感染では,ウイルス量が大幅に減少していることがわかった.このウイルス量の減少は,感染力の低下を示唆しており,ウイルスの拡散に対するワクチンの効果をさらに高めるものと考えられる.