IDなし【あだ】福助。【メトロノーム】４

濃紺の地に白抜きの江戸文字は人目を引くし個性的。だが俺はそれだけで小林写楽のセンスを良しとしているのではない。和服に合わせた前掛け、そして和を染め抜いた江戸文字はＳharaku Ｋobayashiの主張とプロモーションを併せ持つからだ。静止画は勿論、この衣装を身に付けたＳharaku Ｋobayashiがステージ上で歌い踊ると観客はライブと、リアルタイムのＰＶを同時に 観ているようなものだ。元祖、小林写楽、優良音質、電子音魂…和の表現に徹しているだけでなく、同時に強烈な自己主張とプロモーション、詰まり売り込みが存在していると感じる。この前掛けがあればＰＶは必要がない。まあ、一石二鳥みたいな凄腕衣装？