【犯罪】事件【ニュース】140

防衛省は11日、陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長が平日に公用車で靖国神社（東京都千代田区）に行き、部下と参拝していたと明らかにした。
時間休を取り、私人として参拝したというが、同省は組織的な参拝を禁じた事務次官通達に違反する可能性があるとして、詳しい経緯を調べる。
同省によると、小林氏は9日午後に休暇を取得して公用車を使って靖国神社に向かい、現地で陸自幹部ら数十人と合流して参拝した。参加したのは小林氏を長とする航空事故調査委員会の関係者で、仕事始めの安全祈願を目的として計画されていたという。
陸自は能登地震の災害派遣中で、公用車利用は至急の対応に備えたと説明するが、同省は私的利用に当たるかも調べる。通達は1974年に出され、自衛隊の宗教関与が疑われるような参拝や、隊員への参加強要を禁じている。